お知らせ2021年03月03日
古代中国では、3月の最初の巳の日を「上巳(じょうし)」と言い、
旧暦3月の上旬の「巳(み)の日」それが後に日本の桃の節句「ひな祭り」となりました。
また「上巳節」には菱の実の粉で作った餅に母子草を混ぜて食べる習慣があり、
菱の実には「子孫繁栄」や「長寿」の力があるとされ、菱餅を食べる風習が広がりました。
ちなみに、京雛と他の地域の雛人形には飾り方に相違が見られます。
他の地域では、男雛を向かって左、女雛を向かって右に飾るのが一般的ですが、
京都ではその反対、男雛を向かって右、女雛を向かって左に飾ります。
これは京都御所の紫宸殿の御即位の式典に由来し、
太陽が先に当たる側が上の位、「左をもって尊し」という古来の風習によります。
古いしきたりを重んじる京都ならではの飾り方です。
春の京都観光を計画中の方におすすめ♪
三月の週末、歴代皇女ゆかりの人形展を開催している「宝鏡寺」を訪ねるのはいかがでしょうか。
【宝鏡寺】
TEL:075-451-1550
http://hokyoji.net/
「春の人形展」
2021年3月1~3日と4月3日までの土曜日と日曜日の日程で開催