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冬の京野菜のおはなし(金時人参・海老芋編)

お知らせ2015年12月21日

今年も残すところ10日ほどとなり、
「もういくつ寝るとお正月~♪」と感じる時期となりました。

先週12月13日は正月事始めといい、
正月の準備にとりかかる日と言われています。
みなさんのご家庭ではいかがでしょうか?

伝統的な準備としてはまず、「煤払い」があります。
正月に神様を迎えるため、1年の汚れを払い、清めることです。
もともと江戸城で12月13日に煤払いをしておったことより、
江戸庶民に煤払いが広まったと言われております。

もうひとつの準備は「松迎え」です。
門松用の松や、おせちを調理する際の薪を12月13日に
採りに行っておったことを「松迎え」というようです。
お歳暮は正月用のお供え物だった名残があるため、
12月13日ごろより贈るようになったのだそうです。

京都(関西)のおせちにかかせない、
2つの京野菜をご紹介します!

1.金時人参(旬:11月から2月)
東洋系の品種で、京人参とも呼ばれます。
鮮やかな赤色が特徴で、西洋人参と違い、スリムな形です。
江戸時代初期に中国から伝わり、
一般的によく見られる西洋のにんじんに比べ、肉質が柔らかくて甘みが強いのが特徴です。
また、その色の良さより、関西では正月料理によく使われます。

一般的な西洋人参と比べ栄養成分が多く含まれ、
特にがん予防に効果のあるとされるリコピンや
体内でビタミンAに変わるカロチンを多く含んでおります。
ビタミンAは疲れ目や肌荒れに効果があります。

おいしい金時人参の選び方は、
まず皮がつるんとしていて、ハリのあるもの、
色が濃く、鮮やかで全体的に太めのものをお選びください。

保存方法は、
茎の部分を切り取り、濡れ新聞に包み、
根先を上に向けて、冷蔵庫にて保管してください。

2.海老芋(旬:11月から1月)
サトイモ科サトイモ属で京芋や唐いもと呼ばれています。
反り返った形と表面の縞模様がエビのように見えることから
海老芋と呼ばれるようになりました。

京都の伝統野菜で、安永年間(1772~1781)に青蓮院宮が
長崎から持ち帰った里芋の種を栽培したのが始まりと伝えられています。
栽培の際、寄せ植えを行うため、このような形状になります。
とても手間がかかり、味が優れているので、高級食材として知られております。

サトイモと同じく、糖質とたんぱく質を多く含み、町内吸収率が高く、
穀類のでんぷんとは違う性質です。
脂肪燃焼に必要なビタミンB2が多く、カロリーも低いので、女性に嬉しい食材です。
カリウムも豊富なため、塩分の排泄効果も期待できます。
また、ヌメリを生むムチンは解毒作用が期待でき、肝臓・腎臓を丈夫にし、
老化防止に役立つようです。
おせちでは「いもぼう」という、棒だらと一緒に焚く煮物に使われています。

保存方法は土を落としてしまうと
乾燥により品質が落ちてしまうので、
土のついたまま、冷暗所に保存します。
土を落としたものを購入された場合は、濡れた新聞紙で包み、
冷暗所にて保存してください。

写真の聖護院かぶ、万願寺唐辛子につきましては
次回の京野菜のおはなしにてご紹介いたします♪

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